オープンスタジオ 金継ぎ受付

2019  tenoyworks open studio


「金継ぎの受付」概要


「金継ぎ」とは、「漆(うるし)継ぎ」とも呼ばれる、日本古来の陶磁器の修理技法です。
現代では様々な合成接着剤を用いて1日で完成する「簡易金継ぎ」などがありますが、「モノ継ぎ」では、岩手県浄法寺で採取された漆を使い、時間をかけて割れや欠け・ヒビなどを修繕しています。
漆で直す最大の利点は、ちゃんと器として使えるようになるという事。
大切な器こそ、ちゃんと漆で直す「金継ぎ」を選んでほしいと思います。


お持ち込みの際の注意点

◯お預かりできるものは陶磁器の割れ、欠け、ヒビ。ガラス器の欠け。(ガラス器の割れとヒビは現在受付を中止してます)

◯できる限りの破片をお持ちください。

◯お見積もりはお一人3点までとさせていただきます。
(それ以上お持ちいただいた場合は、一度お預かりし、後日見積もりをお出しします)

◯ご自身で接着されている器はお預かりできませんので、ご了承ください。


修理代金の目安

※器の厚みや大きさ、土質によって金額は異なります。あくまでも目安として参考までにご覧ください。

下記料金は漆黒と朱赤の漆仕上げの値段です。
銀仕上げは2割り増し。金仕上げは4割り増しです。
※銀と金はそれぞれマット仕上げと磨き仕上げがあります。

◯陶磁器の浅い欠け

10㎜まで  4,000円〜
20㎜まで  6,000円〜

◯深い欠け

10㎜まで  5,000円〜
20㎜まで  8,000円〜

◯陶磁器の割れ

豆皿程度の真っ二つの割れ  6,000円〜
茶碗程度の大きさの真っ二つの割れ  8,000円〜
7寸皿程度の真っ二つの割れ  11,000円〜
24㎝を超える皿の真っ二つの割れ  13,000円〜
抹茶茶碗程度のバラバラな割れ  18,000円〜

◯ヒビ

50㎜まで  4,000円〜
100㎜まで  7,000円〜


ご依頼の流れ

お見積もりにご納得いただけましたら、内金として器一点につき1,000円をいただき、器をお預かりいたします。
4ヶ月〜6ヶ月修理期間をいただきます。
修繕が終わりましたらご連絡差し上げますので、残りの修理代金と送料をお振込いただきます。
入金が確認できましたら、郵送させていただきます。

仕上げの参考例など、詳しくお知りになりたい方は、モノ継ぎのホームページをご覧ください。
https://www.monotsugi.com/




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破損作品の買い取り企画 [ツギヘツナグ project ]



破損してしまった現代作家の器を、きちんと繕って次へと繋ぐ。
セカンドユーザー、サードユーザーにつなぐプロジェクトです。


器に限らず、古来から良いモノはきちんと修理をして使い続けられています。
そしてそれは、持ち主の手から次の持ち主の手へと自然に繋がっています。
今を生きる現代の作家の器だって、セカンドユーザー、サードユーザーへと受け継がれてもいいのでは。。。と言う発想から始まった [ツギヘツナグproject ]


器を壊してしまった時、
「プロに直しを頼む・自分で直す・泣く泣く捨てる」という選択肢に
もう一つ「買い取ってもらって次の持ち主へと繋げる」を加えてみませんか。

◯全ての壊れた器を買い取る企画ではありません。厳格な基準は設けていませんが、基本的に量産品は対象外とさせていただきます。きちんと作った人の顔の見える器が理想です。

◯事前にメールで写真を送っていただけると、買取の可否や金額などをお伝えできます。

◯4月30日(火祝)のみの企画です。それ以外の日はお持ち込みいただいても買取りはできません。30日が都合の悪い方は、事前にメールをいただけましたら、モノ継ぎの方へ着払いで送っていただくなど、対応を考えさせていただきます。

◯買い取り価格参考例 )飛松灯器のカップシリーズ→1,000円 / プレート1,500円など。

ご不明な点は、monotsugi@gmail.com までご連絡ください。
美術品・器のお直し「モノ継ぎ」持永かおり



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